曇りがちな釧路から、やまたつです。
今日、Amazonから本が届きました。
【それでも運命にイエスという。】
お値段なんと56円‼︎
この本は僕がアフリカにいる時から読みたかったものです。
葉田甲太さんがカンボジアのHIV病棟を訪れ、書いた本でドキュメンタリー映画としても知られています。
葉田さんとは東京と札幌でお会いしたことがあり、個人的にお話したこともあります。
以前、向井理さん主演で【僕らは世界を変えることができない】という映画が放映されていたのを覚えていますか?
あの現本の作者が葉田さんです。
今回、この【それでも運命にイエスという。】ではHIV/AIDSについて書かれています。
僕がマラウイにいた頃、HIV/AIDSの患者さんと多く接する機会がありました。
彼らは外見なにも変わらず、HIV陽性だからといって避ける理由にはなりません。
僕自身、マラウイに行っていなかったらHIV/AIDSのことをこれほど真剣に考えていなかったと思います。
どこかで自分とは縁のない病気と思っていました。
でも、マラウイでHIV陽性者と接していくうちに、だんだんと身近に感じてきました。
この本を通して、カンボジアでのHIV事情はマラウイと少し違っているようですが、共通している部分は偏見・差別です。
HIVの感染が発覚すると、村を追われ、孤独となり、ひとりで死んでいく。
そんな現実が存在するのです。
本書に出てくる文章を引用します↓
「HIVは慢性の病気です。感染者にとって大事なことは何だと思いますか?」
「仕事ややりがい、自分が他人のためになっているという実感です。HIVに感染しても、簡単な作業なら仕事としてできます。そしてさらに重要なことは、彼女たちを一人にしないコミュニティを作ることです。何もできなくても、そばに理解してくれる人がいることが、とても重要です。」
自分の存在価値
普通に生きていてもたまに見失ってしまうことがあると思いますが、HIVの感染が発覚した時はどう思うのか。
こればかりは当の本人しか分かり得ないことだと思います。
僕はこの本を読んで、HIV/AIDSをもっと勉強したいと思ったし、何か自分にできることはないかと模索しています。
マラウイでは栄養士としてHIV陽性者のサポートグループと一緒に、免疫力を高める料理を村人に教えていました。
そのサポートグループのメンバーはみんなHIV陽性です。
同じ病だからこそ患者の気持ちがわかるのだと思います。
人を救うのも人であれば、人を傷つけるのも人なんです。
HIV/AIDSについて今一度、考えてみてください。
日本にも患者さんはいます。
なかなか出会う機会はないと思いますが、偏見や差別の対象にしないでください。
最後に、
神様がいるなら、どうして命の長さが違うのだろう。
今日、Amazonから本が届きました。
【それでも運命にイエスという。】
お値段なんと56円‼︎
この本は僕がアフリカにいる時から読みたかったものです。
葉田甲太さんがカンボジアのHIV病棟を訪れ、書いた本でドキュメンタリー映画としても知られています。
葉田さんとは東京と札幌でお会いしたことがあり、個人的にお話したこともあります。
以前、向井理さん主演で【僕らは世界を変えることができない】という映画が放映されていたのを覚えていますか?
あの現本の作者が葉田さんです。
今回、この【それでも運命にイエスという。】ではHIV/AIDSについて書かれています。
僕がマラウイにいた頃、HIV/AIDSの患者さんと多く接する機会がありました。
彼らは外見なにも変わらず、HIV陽性だからといって避ける理由にはなりません。
僕自身、マラウイに行っていなかったらHIV/AIDSのことをこれほど真剣に考えていなかったと思います。
どこかで自分とは縁のない病気と思っていました。
でも、マラウイでHIV陽性者と接していくうちに、だんだんと身近に感じてきました。
この本を通して、カンボジアでのHIV事情はマラウイと少し違っているようですが、共通している部分は偏見・差別です。
HIVの感染が発覚すると、村を追われ、孤独となり、ひとりで死んでいく。
そんな現実が存在するのです。
本書に出てくる文章を引用します↓
「HIVは慢性の病気です。感染者にとって大事なことは何だと思いますか?」
「仕事ややりがい、自分が他人のためになっているという実感です。HIVに感染しても、簡単な作業なら仕事としてできます。そしてさらに重要なことは、彼女たちを一人にしないコミュニティを作ることです。何もできなくても、そばに理解してくれる人がいることが、とても重要です。」
自分の存在価値
普通に生きていてもたまに見失ってしまうことがあると思いますが、HIVの感染が発覚した時はどう思うのか。
こればかりは当の本人しか分かり得ないことだと思います。
僕はこの本を読んで、HIV/AIDSをもっと勉強したいと思ったし、何か自分にできることはないかと模索しています。
マラウイでは栄養士としてHIV陽性者のサポートグループと一緒に、免疫力を高める料理を村人に教えていました。
そのサポートグループのメンバーはみんなHIV陽性です。
同じ病だからこそ患者の気持ちがわかるのだと思います。
人を救うのも人であれば、人を傷つけるのも人なんです。
HIV/AIDSについて今一度、考えてみてください。
日本にも患者さんはいます。
なかなか出会う機会はないと思いますが、偏見や差別の対象にしないでください。
最後に、
神様がいるなら、どうして命の長さが違うのだろう。
【それでも運命にイエスという。】 葉田甲太 著(小学館文庫)
葉田甲太さんのブログ↓
http://www.kotahada.com/entry/2014/12/10/102907
葉田甲太さんのブログ↓
http://www.kotahada.com/entry/2014/12/10/102907